「ニュージーランドのシャルドネには、他のどの産地にもない特別なポテンシャルがある」
ノイドルフのロージー・フィン氏が語ったこの言葉が印象に残っています。
ニュージーランドのワインといえばソーヴィニヨン・ブランが有名ですが、シャルドネの世界でも、世界最高峰と肩を並べるクオリティのワインが生まれています。そして何より、このシャルドネは食卓でこそ真価を発揮する品種でもあります。
この記事では、樽熟成ニュージーランドシャルドネのペアリングを、Cave de Uキュレーターの視点からご紹介します。
ニュージーランドのシャルドネの特徴
シャルドネはブドウ品種の中でも、産地・醸造方法によって最も表情が変わる品種のひとつです。
ニュージーランドのシャルドネは、フランス・ブルゴーニュのシャルドネとも、カリフォルニアのこってりしたシャルドネとも、少し違います。冷涼気候が育む、フレッシュな酸と凝縮した果実感——柑橘(レモン・グレープフルーツ)、洋梨、白桃のアロマが特徴的です。
さらにニュージーランドの優良ワイナリーのシャルドネは、樽(オーク)での熟成を経ます。樽の中でゆっくり熟成することで、バニラ、トースト、クリームのような複雑さが加わります。フレッシュな酸と、豊かな樽の風味——この二つのバランスが、ニュージーランドのシャルドネの最大の魅力です。
このポテンシャルを体現する存在として、ネルソン産のノイドルフがあります。1991年のシドニーのテイスティングでは、ノイドルフのホームブロック シャルドネがフランスの「ピュリニー・モンラッシェ」——世界最高峰の白ワイン産地のひとつ——と間違えられたという逸話があります。
さらにノイドルフの2014年ヴィンテージでは、ニュージーランドのマスター・オブ・ワイン(MW)であるボブ・キャンベル氏が100点満点を付与。ボブ・キャンベル氏は滅多に100点をつけることはないことで有名なMWです。これらの実績から、ニュージーランドのシャルドネが、ブルゴーニュの銘醸地と肩を並べる実力を持つことを証明しています。
Cave de Uで取り扱うフェルトンロード、アタ・ランギ、ペガサス・ベイ、そしてノイドルフのシャルドネは、いずれもこの樽熟成スタイルに属します。
定番の相性——魚介・クリーム系
シャルドネが最も輝くのは、魚介やクリームを使った料理との組み合わせです。
帆立貝・海老・ロブスター
バターやオリーブオイルでソテーした帆立、グリルした海老、クリームソースのロブスター——これらと樽熟成シャルドネの組み合わせは「クラシック of クラシック」です。魚介の甘みとワインのクリーミーさが一体になります。
クリーム系パスタ
カルボナーラ、クリームソースのペンネ、きのこのクリームパスタ——クリームの濃さをシャルドネの酸がすっきりと整えてくれます。重さがなく、食事全体をエレガントに締めてくれます。
白身魚のムニエル・クリームソース
鯛、ひらめ、鱈などの白身魚をバターでムニエルにして、クリームソースをかけたもの。ワインと料理の「白」同士が呼応する、上品なペアリングです。

樽熟成シャルドネならではのペアリング
樽熟成を経たシャルドネは、フレッシュな白ワインとは異なる個性を持ちます。バニラや焼いたトーストのような香ばしさ、クリーミーな口当たり——このリッチさを活かしたペアリングを紹介します。
グリルチキンのクリームソースとの組み合わせは絶品です。鶏肉のやわらかさ、クリームの脂感、そしてワインの樽の香り——三位一体のハーモニーが生まれます。
ブリーやカマンベールなどの白カビチーズとも相性抜群。チーズのまろやかな乳脂肪分と、ワインの樽由来のクリーミーさが重なります。ナッツやドライフルーツと一緒にチーズプレートを作って、シャルドネを開けるのも素敵な夜の過ごし方です。
きのこのリゾットやスープドポワソン(魚介のスープ)とも好相性。「土のうまみ×ワインの深み」「海の香り×ワインのミネラル感」——それぞれ異なる理由で、食事とワインが引き立て合います。

和食との相性
「シャルドネと和食」——意外に思うかもしれませんが、これが面白い組み合わせです。
バター焼き料理は特に相性が良いです。エリンギやしめじのバター醤油炒め、鮭のムニエル、ホタテのバター焼き——バターが「橋渡し役」になって、和の食材とシャルドネをつないでくれます。
西京焼き・味噌漬けの魚とも合います。白味噌の甘さと、シャルドネの豊かな果実感が溶け合います。特に銀だらの西京焼きは試してほしいペアリングです。
茶碗蒸しや出汁を使った上品な料理にも合います。柔らかい卵の食感と、ワインのクリーミーな質感が共鳴します。和の食卓にシャルドネを一本置いてみると、食事が一段と豊かになります。

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